上肢の筋力強化や、距離感を把握する訓練になります。
立位で行えば、立位バランスの訓練にもなります。
ルール
先端が細い棒を使って、レールに巻いた輪をスムーズに反対側に移動させます。
特に曲がり角で引っかかりやすく、スムーズに移動させるには輪を操作する際の棒の絶妙な角度調整が必要になります。
筆者は、制限時間1分間で何本の輪を移動させることができたかを競い合うルールにしました。
準備物
- レール(塩ビパイプを長方形に組み立て、倒れないように足を付けたら完成です。)
- 輪(画用紙を細く切って輪にしました。筆者は色を複数に分けて、輪を見やすいように工夫しました。)
- 棒(筆者は園芸で使用する支柱の一番細い物を使用しました。100均で購入することができます。)
レールを組む際の工夫
塩ビパイプのL字ジョイントを使用して長方形をつくります。
この時、L字部に段差があることで輪が引っかかりやすくなるため、筆者は適度な難易度にするために養生テープを巻いて段差を無くしました。
対象者の能力やゲームをすることで狙いたい目的によって、養生テープを巻かずにあえて難しくするのも有りかと思います。
リスク
- レールが倒れてしまわないように、必ず足を付けて机にテープを貼るなどして固定させましょう。
- ヒートアップして棒を勢いよく振り回す対象者もいるため、周囲の人にあたらないように十分距離を取りましょう。